今月のテーマは「高齢者や障がい者の避難」。
高齢者や障がい者は、支援を必要としている方が多いです。自分の身を守った後、このような「支援を必要とする人」がいた場合、どのようにサポートしたらよいかを身近にいる人を具体的に想像しながら、情報交換しました。
・健常者でも、普段わかっているからできているけど、初めてだと戸惑うことがある。
・身近な人に車いすの人がいると、それまで気にならなかった段差も気になるようになる。ぎっくり腰やけがをしたとき、自分が不便な生活になってみて初めてわかることがある。
・スロープのカーブがきついもの、路面が斜めになっているものは、自転車やベビーカーも使いづらい。車いすが使いやすい動線(幅、段差、スロープ)は、フラットなのでみんなも使いやすい。
・放送内容が聞こえにくいことがある。情報は音だけでなく、文字やイラストも使って周知した方がいい。
・オストメイト、ストーマなど、専門的な知識が必要なものは、支援員の方にお願いした方がいい。見かけで判断しがちだが、精神や内臓疾患の人もいる。
・言葉遣い(子ども扱いなど)で傷つけてしまうこともある。その人にとって必要なこと(やってほしいこと)は何か、まずはききとりが必要。
・子どもを1人で留守番させていることがあり心配。自治会や子ども会、近所の知り合いは大切。
・足腰の悪い高齢の親がマンションで一人暮らしをしていて心配。ガソリンを満タンにして、くすりは3か月分ローリングストックしている。「いざとなったらこうする」を事前に共有しておくことが大切。
・認知症がある方、症状がまだらにでてしっかりしているときもある。名前や連絡先を常に所持しておいてほしい。
必要な支援といっても、人によってさまざまなことがわかりました。また、高齢者や障がい者だから当然支援が必要と決めつけず、自立できている人や部分的に自分でできていることもあるので、それらを奪うことなく、いざというときにお互いが気持ちよく適切に助け合えるためには、やはり平常時からのコミュニケーションとそれに伴う信頼関係が必要です。
そして、高齢者や障がい者が使いやすいものは、みんなも使いやすいと再確認。フラットはみんなの希望。「環境が障害をつくる」という視点も大切です。
泉大津市に活動拠点を置く自立生活センター「リアライズ」さんの作った「バリアフリートイレマップ」。高齢者や小さい子どもさん連れの方など、みんなに役立つ内容です。↓
泉大津みんなの楽校 BOUSAI部 × ぬのびきプロジェクト!
能登半島地震があったこともあり、防災意識が高まっています。不定期に開催していたBOUSAI部ですが、地域のみなさんのニーズの高まりもあり、月1回程度、北助松商店街のコミュニティスペース「ゆりやハウス」をお借りして、(仮称)防災サロンを開催することにしました。
防災の基本は「自助」。自分から、学ぼう!備えよう!と行動する人はウェルカムです。まずは、みんなと一緒に備える、地域で顔の見える関係を築く、ができたらと思います。
※防災サロンは「ぬのびきプロジェクト(Instagramはこちら)」と連携して開催しています!
■次回開催予定■
2024年9月10日(火)午後1時から3時 ※出入り自由
場所:ゆりやハウス(東助松町1-13-9 北助松商店街内)
テーマ:「災害に備える保険」
ミッション(宿題):地震保険に入っているか確認してきてください。
※参加される方は、BOUSAI部☆泉大津みんなの楽校の公式LINE(@337idrke)に登録し、お名前を送信してください。